ぽぽすこ行進曲

精神年齢は高校生くらいで止まってます

知らないおばあちゃんによく声を掛けられる

仕事の休憩中のことだ。

コンビニでお昼ご飯を買ってお店に戻る途中で、知らないおばあちゃんに声をかけられた。

「すみません、ちょっといいですか。道が分からなくなってしまって……」

イヤホンしてたから聞こえないフリしてスルーできたんだけど、目が合っちゃってたし足も止めてしまった。

割と大きめの音で聴いてたはずなのに、声が聞こえたってことはこれも何かの縁かなって観念してイヤホンを外し、俺も大して詳しくないんだけどなあ、なんて思いつつ

「いいですよ」

と、おばあちゃんに苦笑いを向けた。


なんでかは知らないけど、俺は知らないおばあちゃんによく声を掛けられる。

おじいちゃんには声を掛けられない。おばあちゃんのみだ。

おねーさんにも声を掛けられない。おばあちゃんのみだ。

「道をお尋ねしたいんですけど…」「乗換教えてほしいんですけど…」

などなど道を聞かれることが9割くらい。

カーナビかっつーの。


そして残りの1割は宗教勧誘だ。

「神に祈りを捧げ……」

じゃねーんだようるせーな。こちとら既に昨年、企業様にたくさん祈られてんだわ

祈られすぎてもう実質神って言っても問題ないレベルだから。

あ、思い出したらなんか腹立ってきた。しね。

そもそもまず思うのがなんで俺?ってことだ。

だってさ、イヤホンしてたしスマホいじってたし、なんなら他にも話し掛けやすそうな感じの人いっぱいいたよ?

あ、俺も話しかけやすそうな顔ってことかな。(秒で自己解決)

次に思うのが、その手に持ってるスマホはなんだ?????ってこと。

大体「ここに行きたいんですけど……」ってスマホ見せてくるワケよ。

ガラケーだったら分かるよ。調べられないし。

でもさ、スマホじゃん。

うーん、調べよ!?!???

おばあちゃんが手に持ってるの俺より100パー頭いいんだからさあ!!!


今回道を聞いてきたおばあちゃんもタブレットを堂々と見せて「ここなんですけど」って言ってきた。

画面を見ると現在地とはだいぶ離れた場所に目的地はあった。

口では「あーはいはいはい」と言いつつも内心

(まっっっっっっっったく分かんねえ)

ってなってた。

そりゃそうだ。こちとら職場と駅の往復だぞ???恐れおののけ???ナメんな??

あのなあ!?俺だってなあ!?周辺歩き回ってシャレオツ(死語)な場所見つけて

「今日は行きつけのお店でおしゃれなunch♡」とか言いてえよ。


おばあちゃんには正直に「こっち方面詳しくないんです。方向的にはあっちです」と伝えた。





……ちゃんと教えられなかったらそれはそれで悔しいんだよな!!?