ある日彼女に
「メイドカフェ行ってみたいんだけど」
と言われた。
俺は格好つけて
「おっ、いいじゃん、全然付き添うよ。俺も1回くらいはって思ってた」
と、いかにも『あくまで付き添いですよ』みたいな口調で応えた。
内心は『萌える方のメイドさん、遂にこの時が来たか』
とテンション爆上げだった。
前回のメイドカフェは静かで落ち着いた雰囲気のロングスカートのメイドさん。
今回は活気溢れて萌えを前面に押し出したミニスカのメイドさんだ。
前回を『柔』のメイドと例えるなら、今回は『剛』のメイドと言えるだろう。
↓前回のメイドカフェでのはしゃぎ具合↓
初めてのメイドカフェ!池袋のWONDER PARLOURに行ってきた - ぽぽすこ行進曲
こうして俺たちは秋葉原に降り立った。
時刻は16時過ぎ。ちょうどいいじゃないか、ちょっと遅めのおやつタイムな時間だ。
「おかえりなさいませー!お嬢様、ご主人様」
自動ドアをくぐると早速メイドさんが出迎えてくれた。
初めて、ということで色々説明を受けたあと席に案内された。
夕方くらいに行ったんだけど、意外と女性客も多く、男性客もパンチの効いた人たちはいなかった。(失礼)
ちょっと緊張しながら
「初めてなんですよね」
と言うとメイドさんは驚いた顔でこう言った。
「えっ!!覚えてないんですか!?小さいときここにいたじゃないですか!」
ああ、そうだった。こりゃうっかり。(洗脳)
初回だったからか、色々なメイドさんが話しかけてくれたりした。
せっかくなので、ドリンクとパフェのセット+チェキが撮れるのを頼んだ。確か1600円くらいだった。
自慢じゃないけどメイドカフェに行く直前にスタバでキャラメルフラペチーノを飲んでいる。(糖分過多)
そして運ばれてきたのがこれだ。
俺「思ってたよりでか…(ちょっと引いてる)」
メイドさん「愛が重い子が作ったんですよ〜〜」
俺「食べ切ってみせますとも」(チョロい)
飲み物にはヒヨコを書いてもらった。
ストローの位置を微調整。
そんなことをして遊んでいると、俺のチェキの撮影の番が回ってきた。撮る用のステージ上に行くとメイドさんが猫耳やらウサ耳の入ったカゴを持ってた。
おいおいおい、まさかそれ被って写真撮ろうとか言うんじゃないだろうな…?勘弁してくれよ……
メイドさん「よかったら耳付けませんか?絶対可愛いくなると思うんです」
俺「付けます(即答)」
可愛かった。
多分裏で「あいつチョロい」って笑われてたと思う。
こうして撮影を終えて席に戻る途中、トレンディエンジェルのたかしらしき人がいたことに気づいた。
えっでもよく分かんねえな。たかしかな?たかしじゃないかな?見間違いかな?
そんなことを考えてると、次にチェキを撮るご主人様が呼び出された。
「たかしご主人様〜」
たかしご主人様!?!???
やっぱりたかしだよたかし!!!
初めてのたかしにちょっとテンション上がって、声をかけようかと思ったが楽しそうにしてるたかしの邪魔はできなかった。
そうだ、ここにいる内はたかしは芸人ではなく俺たちと同じ、いちご主人様なのだ…。
そんな気分でお店を後にした。
メイドカフェに行ったのに、たかしの印象が強すぎて
「たかしに声を掛けられなくて悔しい」
って感情で塗りつぶされたのがもう悔しかった。
また行きたい。(本音)