ぽぽすこ行進曲

精神年齢は高校生くらいで止まってます

全裸でお尻を叩くという奇行を行動心理学の観点から考える

行動心理学というのは「ウソを吐いてる人は表情を隠そうとよく鼻を触る」、「緊張してる人は口が乾くので唇をよく舐める」など無意識に行っている動作でもちゃんとこういう心理でがあるんだよ、というものだ。

無意識にやってしまっている行動あると思う。


大学4年の夏くらいだったかな、俺にも

風呂に入る直前に自分の尻を叩く

と無意識に行っている癖があった。


風呂に入場してこう……

スパァン!!!

と。

毎晩、突如として1人スパンキングが開催されていた。

気分はさながらライブのツアーファイナルだったことだろう。

横アリ、刻むビート、湧き上がる歓声、ファンの熱気、ライトアップされる俺。

1人のアーティストとしての俺がそこにはいた。
※なお全裸

ぽぽすこ1stシングル「I show a hip」。
直訳が過ぎる

キャッチーでポップなリズムに乗せて、現代社会の闇を歌う。
収拾つかなくなってきた。

今ここで書き起こされてる光景が現代社会の闇だよ。


落ち着こう、一旦落ち着こう。深呼吸だ。

全裸の男のスパンキングパフォーマンスで盛り上がるなんて倫理観もクソもない。

そんなことになったらいよいよ日本ヤベえよ。スパンキング以外の娯楽全滅してんのかよ。

湧き上がるオーディエンスも、よくよく聞いてみれば悲鳴であることを願うばかりだ。

俺、全くの無意識

当時付き合ってた彼女に指摘されるまで俺はこの癖に全く気づかなかった。

「なんで風呂に入ると同時に尻叩いてんの?」

彼女はマジで理解が追いつかない、そんな表情をしていた。

俺も俺でこの子が何を言っているのか全く理解が追いつかなかった。

風呂に入ると同時に尻を叩く……?一体何を言ってるんだ。遂に気でも触れたのか…??そう思った。

気が触れてんのは自分自身だよ。

でもまあその時はガチの無意識でやっててマジで分かんなかったから、「何言ってんの笑」とその場は適当に流した。

その日入った風呂でも俺は

スパァン!!!

と音を立てていた。

いつもと違ったのは認識できたこと。

「あ、俺、今尻叩いたじゃん」

と認識したのだ。

どんな心理なのよ

ようやく本題に入る。では俺のこの尻を叩く、という行為は行動心理学においてどんな心理があるんだろうか。

何か意味があるはずだ。

あってくれ、頼む。(懇願)

唇を噛む、髪を引っ張るなどの自傷行為は行動心理学においては、ストレスを感じているときにする行動だ。

ただ純粋に疑問なのがお尻を叩く行為を自傷というゾーンに括ってしまっていいのか…?

メチャクチャバカみたいな質問だってことは分かってるんだけどさ

さすがに自傷と呼ぶにはポップが過ぎないか?

もっとこう、なんていうか別の言い方、ない?

打尻』みたいな。

ダメだ、結局ポップだわ。

なんなら字面が『打刀』みたいでちょっと格好良くなっちゃったよ。刀剣乱舞かよ。


まあいいや、次に脱ぐ必要性。これを考えてみよう。

仮にストレス溜まってたからスパンキングしてたとして、別に脱いでる必要性は無いわけだからね。

服着てるときとか、ふとした瞬間にやってもいいわけだからね。
それはそれで怖い。


話は少し逸れるけど、裸族の人は『抑圧からの解放』を欲しているがために裸になるらしい。

もしかしたら俺もそうだったのでは??

全裸で自分の尻を叩いてるほどのストレスを感じてたんでしょ。

『尻を叩く』だけではストレスを発散できなかったワケで。+αが必要だったワケだ。

俺にとってその+αが全裸になる、ということだったんだ。

バフだ。裸は俺にとってバフだったんだ。

そしてこの時期にストレスを感じていた要素といえば1つしかない。

卒業が近づいた大学4年、そう、卒論だ。

俺は卒論から早く解放されたいがために、尻を叩いていたということになる。





くっだらな……