PS3版のキャサリンが発売されたのが8年前の2011年。
「死にゲー」だの「エロい」だのの噂を聞きつけた俺は
「エロいのであればやりたい」(バカ正直)
と思ってた。当時は思春期真っ盛りの高校1年生だったからね。
でも結局買わないまま時が過ぎた。
この時期はちょうど親が離婚するしないで騒いでたから、浮気がどうのこうの~なんてゲーム出来なかったんだよな!?
火に油だよ火に油。
そして2019年の2月14日。『キャサリン・フルボディ』が発売された。
俺「フルボディとか絶対エロいやつじゃん」
※ワインの濃さとか味わいを表す用語です
常識よ、常識。
高校1年生の頃と比べて精神面での成長が全く見られないんだが????
ということで、買いました『キャサリン・フルボディ』。
事前情報、エロいとムズいだけで購入に踏み切るなんて頭ガバガバだし財布の紐ユッルユルだと思う。
3人のキャサリン
このゲームには3人のキャサリンがいる。
恋人のキャサリン(左)
浮気相手のキャサリン(右)
フルボディで追加された3人目、隣人のキャサリン(真ん中)
ざっくりとしたあらすじは
数年付き合ってる恋人のキャサリンから結婚を迫られる。
将来への不安、今の自由な生活、エトセトラエトセトラで中々結婚に踏み切れない主人公。
そんな矢先、酒の勢いで一人の女性と関係を持っちゃう。右の子だね。
それ以降、主人公は毎晩悪夢にうなされることになる。
ある夜の帰り道、記憶喪失の子と曲がり角でぶつかり、助けを乞われる。どうやら誰かに追われてるらしい。ただ事じゃないなと思った主人公は匿うことにした。
出会いが曲がり角でごっつんこ、なんて今日日なかなか見ないぞ。
恋人のキャサリンは高校時代からの友人で、真面目でちょっとキツめな性格。主人公がだらしないからキツくなった感じがする。
浮気相手のキャサリンは小悪魔みたいな女の子だ。大多数の男が好きそうな要素全部乗せ。金髪、巨乳、ちょいメンヘラ気味、みたいな。
家系ラーメンかよ。
あとめっちゃ薄着。キャミワンピ1枚。何回パンツを覗き込もうとしたか分からない。とりあえず10回目から数えるのをやめた。
見えるワケないんだよな。
隣人のキャサリンはゆるふわ系かと思えば、イヤなものはイヤってちゃんと言うし。何て言うの、ちゃんと自分の芯を持ってるって言うの?俺とは真逆じゃん。あとあざとい。
攻略対象はこの3人なワケだ。
普通のギャルゲーみたいに分かりやすい選択肢はない、けど「この選択肢を選べばこっちのキャサリンの好感度上がるな」っていうのは分かるかなって思った。(歴戦の勇士感)
恋人に素っ気ない返事をすれば浮気相手の方に好感度が傾くし、浮気相手への返信を適当にあしらう感じにすれば恋人の方に好感度傾くし。
何か変にリアリティがあって嫌だ…。
恋人にちゃんと返事をするか、浮気相手の誘惑をきっぱり断るのか、っていうのが重要になってくるわけだね。
俺は、恋人にはちゃんと返信をして、浮気相手には曖昧な返信してんなあ
って自分でプレイしながら思った。
浮気相手とはキッパリ断って体の関係も切れちゃうのが嫌だと思ったから曖昧な返事をして濁してたんだと思います。(自己分析)(最低)
大半の人が常識的な選択肢を選ぶから最初は恋人のルートに行くことが多いっぽいね。いい子ちゃんかな????(俺も恋人ルートだった)
いや、だって何年も付き合ってるって言うし、「あの時の気持ちを思い出せ」って馴れ初め見せてくるし、クラウドサービスみたいなところから思い出の写真が定期的に送られてくるし。情に訴えるな、情に。
隣人のキャサリンは物語の中盤の選択肢で正しい方を7つ選ばないといけないので初見で行くのは難しそう。
それに、物語に深く関わってくるかと言われたら「うーん…」という感じ。やっぱりどうしても恋人と浮気相手の間で話が進んじゃうから、関わらせづらかったのかな。
個別ルートに行ったら印象変わるかもしんないね。
パズル、ムズい(半ギレ)
高く積まれたいろんな種類の石(動かせない石、脆い石、勝手に動く石などなど)を押したり引いたりしててっぺんを目指していく。
言葉にするとクソ簡単に聞こえるけどこれが最高にムズい。
パズルゲーは好きだけど向いてないんだよな。パズドラは平積みしか出来ないし、ぷよぷよは自力で組めるのは3連鎖まで。
お前、本当になんでこのゲームやろうと思ったのよ。
今作では、イージーモードが追加された。なんならオートモードも搭載されている。
でも俺は意地でも難易度はノーマルから変えなかった。
最序盤で死にまくって
「腹立つゥ!!!!!」
って言いながらも最後までクリアした。
一瞬サクサク進める場面とかあって自分の成長を感じつつも、先に進むにつれて難度も上がっていくので、終始サクサクということはなかった。
パズルの難度と俺の成長速度が比例してなかったよ。
「Undo」という機能で1つ石を動かす前に戻ったり、チェックポイントまで行っちゃえば途中からやり直せたりするので、ただ難しい、理不尽ってワケではない。
難しさのバランスが絶妙だし、やり直しも結構何回でも効くからクリアできたときは
「ウェーイ!↑↑」
ってなる。(ボキャ貧)
修羅場、怖い(半泣き)
浮気相手が家にいるときに恋人が家を訪ねてきたり、恋人とカフェでデートしてる最中に浮気相手も近くまで来てたり
何度も鉢合わせそうになるんだけど、主人公は毎度ギリギリのギリで回避していくのよ。
その運、俺にもくれよ。
しかし終盤、遂に鉢合わせてしまう。
当然3人で主人公の部屋で揉めるんですけど
自分のことじゃないのにまあ手汗が止まらなかったよね。
今後の人生のために修羅場を経験しておきたい。
修羅場とは程遠い穏やかな環境にいるので修羅場を体験してみたい。
そんな変わり者は買って損はないと思うよ!!!
あとはバーでお酒を飲むと豆知識を教えてもらえるんだけど、それで仕入れた知識を「ぼく、最初から知ってましたよ」みたいなドヤ顔でひけらかすことも出来る。
俺みたいに。