可愛い女の子のおっぱい見たくないですか???
待って待って待ってブラウザバックしないで。
怪しいお店のキャッチみたいだからってブラバしないでよぉ!!!!
『源君物語』って言う漫画があってね。俺が表紙買いしたマンガでもあるんだけど。
可愛い女の子いっぱいなんすよ。
おっぱい、いっぱいなんすよ。
なんか今日、キャッチみたいになるな…調子悪いな…
10秒で分かる源君物語
女性が苦手な主人公・源光海くんは大学入学を機に克服しようと決意する。
父親の突然の再婚で家を追い出された光海くんは自分の通う大学の准教授であり叔母でもある藤原香子の家に居候することになる。
そこで源氏物語を研究している香子に
「じゃあ現代の光源氏を目指せば良くね?」
と唆されて香子の紹介する14人の女性たちと恋愛をしていくことになる。
1行で表すなら
2人の凸凹コンビが14人の女の子に対してヤッては捨てを繰り返すお話。
荒療治すぎない?
クラスの男子にややウケ
俺はこの2巻の朝日ちゃんに一目惚れして表紙買いした。
当時は2巻までしか出てなかったけど、今は16巻まで出たし、何なら16巻で単行本完結した。
家に帰り、リビングで1巻を読み進めていくと俺は衝撃を受けることになる。
光海くんが香子さんと「俺、女性苦手なんです…」みたいな感じで喋ってるシーンだった。
香子「女の体もキライか?」
ぼろんっ
そんなセリフと共に香子さんがおもむろに下着姿になったんだ。
当時17歳の俺「ヤッベェッッ!!!親に見られたらヤッベェ!!!!」
バァン!!!と本を閉じて俺は自室にダッシュした。
我が家は、お母さんがエロに厳しいエロマンガ警察なのだ。
こんな不健全なマンガを買ったなんて知られた日には何されるか分かったもんじゃない。
それに俺自身も驚いていた。事前に何も調べずに表紙だけで衝動買いしたマンガがまさかとんでもないエロマンガだったとは……!!!
その後も読み進めると今度は普通におっぱいが出てきた。
童貞だった俺は「これがおっぱいか」とテンション爆上がりだった。(ド正直)
これはクラスの皆に共有しなければ。
翌朝、早速俺はクラスの男子達に布教をした。
おっぱいが見れるぞ、と。
To LOVEるなんて比じゃねえぞ、と。
こうして俺のクラスの男子の中で源君物語がひっそりとしたブームになった。
ただ俺の前の席にいた阿部くんだけは「興味ないね」って言って、絶対に読もうとしなかった。
クラウドかよ。
でもアイツ絶対興味あったよ。ちょくちょく後ろ振り返ってきてたもん。
エロマンガ、先生に没収される
ある朝、 1人のクラスメイトの女の子が話しかけてきた。俺はその子から『世界一初恋』というBL小説を押し付けられた借りたことがあるのでBLちゃんと呼ぶことにする。
BLちゃん「何読んでるの」
俺は勿論キョドった。だってエロマンガなんだもん……
俺「えっ、これエロマンガなんだけど…」
BLちゃん「へぇ、貸してよ」
話聞いてた?
まあBL小説読んでるなら唐突なエロシーンあっても平気か(謎の信頼感)、と思って貸すことにした。
その子、あろうことか授業中に読んでたんすよ。
おいおいおい大丈夫かよ!?!?
没収されるんじゃないかと不安で授業が全く頭に入らないかった。
これが健全な少年マンガならまだいいのよ。
努力、友情、勝利じゃ〜〜ん。授業中に何やってんだよ〜〜、で済むんすよ。
不健全なんすよ。
脱衣、ハーレム、おっぱいなんすよ。
ナニしてんの??ってなるんすよ。
先生「こらそこ、何してんだ、授業中だぞ」
しかもちゃんと没収されてるんすよ。
マージか。
エロマンガ没収されちゃったよ。
ちょっと厳しい先生だったので1週間返してもらえないとのことだった。
どうすんの?その間にうっかり先生が読んだらどうすんの?「続きはまだか?」とか言われたらもう地獄よ?
そして1週間が経ち、その先生の元へ本を取りに行って無事返してもらったときのことだ。
先生「どんな内容なんだ?」
ヤバい…ちょっと興味を持ってる…当たり障りのないことを言うんだ……!!!!興味をなくすようなことを…。
俺「タイトルから想像出来るかもしれないですけど、源氏物語みたいな話です」
先生「おぉ!源氏物語かぁ!」
どれ、見せてみろと言わんばかりに手を伸ばそうとしてきた。
しまったーー!!!!逆に興味を持たせてしまったーー!!!!
俺「いやあもう本当にすみませんでした。授業中に読むのはもうしません」
と早口で言い、職員室を去った。
あぶねーー!!!下手したら生徒指導食らうとこだったーー!!セーフ!!!
絶対「そういう年頃なのは分かるが、学校で読むもんじゃねーだろ」
って言われると思う。
もう間違いなくド正論。