うちのアパートは人の出入りが激しい。
俺が住み始めて3年目になるが、その間に2回くらい入れ替わってる。
そんでもってそいつら全員うるさい。
もれなくうるさい。
一人目は俺がこの部屋に引っ越してちょい後くらいに来た北海道から上京してきた美容師の男。
なんで北海道から来た、とか美容師ってことが分かるかって言うと、なんとそいつ、挨拶に来たんだよな。
美容師「北海道から上に越してきました。これお近づきの印に」
みたいな感じで。しかもレーズンバターサンドをくれた。
俺はこの瞬間、全道民が好きになった。(チョロい)
出会いはこんな感じ。
なお、こいつとはこれ以降喋ることはなかったし、何ならすれ違うこともなかった。
こいつは通話がうるせえうるせえ。
友人何人かでって感じのワイワイ声が夜中2時過ぎまで響き渡ることが多かった。
かーっ!俺が一人で閃乱カグラでおっぱ〇ぷるるんしてる間にあなたは友人たちと仲良くAPEXですか!!はあ!(嫉妬)
そして1年経たずに引っ越した。
2人目は多分大学生の女の子。
一回だけ後ろ姿を見たことがあって、身なりが大学生ぽかったんだよな。
この人は〇ックスの声がうるせえうるせえ。
金土は絶対ヤッてたし、1回戦だけじゃ満足せず2回、3回戦くらいする日もあったし、夜だけじゃなくて朝もヤッてることがほとんどだった。
だから金土は、夜は喘ぎ声とベッドの軋む音が響く中で眠り、朝は喘ぎ声とベッドの軋む音で目を覚ますという地獄のような環境だった。
初めのうちは彼女と「激しすぎでは?」「うわ!また始まったよ笑」などと笑って流せていたが、数週間もすると『ヤッてないのに喘ぎ声が聞こえだす』など若干ノイローゼになりかけてたと思う。
他人のセッ〇スでノイローゼになってたまるか。
と強い意志を持って耐えた。
この人は1か月くらい前に越していった。
そしてつい最近また人が入ってきた。
こいつは足音と掃除の音がうるせえうるせえ。
メチャクチャ強く踏みしめてる。
地に足付けるのは初めてなのかって感じ。
ドッスンでももうちょっと静かだぞ。
掃除機かけるときもガンガン壁に当ててる。
そのうち壁壊れるぞ。
それにしても、どうしてこうも短いスパンで人が出入りするんだろうか。
確かに住み心地最高!ってワケではないけど、別に悪くはないんだよな。
日当たりと風通しゴミだけど。
あ。
もしかして俺がうるさいから皆出ていくのか……???