彼女が朝からあつまれ!どうぶつの森をやっていた。
仕立て屋さんで「この服は〇〇に似合いそうだな〜」なんて言いながら何着か買っていた。
彼女は島の住民にちゃんと似合うものをあげるタイプらしい。
俺は真逆のタイプだ。俺は似合う似合わないに関わらず、とりあえず何でもいいからその時ポケットに入ってたものをあげてる。
だから可愛いコアラの住民の部屋にサンドバックが置いてあったりするし、いかついオオカミの住民の部屋にぬいぐるみが置いてあったりする。
そうか、プレゼントしたものは部屋に飾られるのか。
今更気づいた
お昼頃、彼女は「仕事を始める」と準備を始めたので、俺は買い物に行くことにした。
「じゃがバター味のじゃがりこ食べたい」
たまに彼女はお菓子のリクエストをする。少し前までは柿の種ヘビロテだったけど、今はもう落ち着いたみたい。
「お昼は?何か食べたいのある?」
大体は「何でもいいよ」か「希望は特にないなあ」と返ってくるんだけど今日は
「ペペロンチーノが食べたい」と返ってきた。
数日前にも作ったじゃん。
彼女「美味しかったからまた食べたいんだよね」
うわ、奇遇!ちょうど俺もペペロンチーノ食べたい気分だったんだよな!(チョロい俺)
スーパーに行くと、じゃがりこが無かった。
じゃがバター味だけじゃなくてサラダとかチーズとか全部の味。ウソだろ、なんてこった。
代わりにじゃがいも繋がりで、賞味期限近くのポテトサラダが安かったので買った。
ペペロンチーノだけだと色味が寂しすぎるからね。
家に戻りじゃがりこ無かった件を伝えると彼女も「ウソ!?全部0!?」と驚いていた。
そうだよね、じゃがりこの在庫オール0って聞いたことないよね。
エリンギとウインナーを入れてペペロンチーノを作った。買ってきたポテトサラダを添えてテーブルに並べた。
いや、チョイスミスったな。結局どっちも色薄いじゃん
俺は調味料棚からパセリを持ってきてペペロンチーノの上にこれでもかってくらい振りかけた。
このパセリ買ったのいつだったかな……。
あんまり使うタイミングないし減らないから、こうやって無理やり使うくらいがちょうどいい。
ペペロンチーノは以前作ったときよりも薄味だった。
「前より健康的な味だね」って言いながら食べた。
夜はラプンツェルを見ながらはっさく(?)を剥いていた。
実家から送られてきたから、「はっさく」なのか「いよかん」なのか全然分からないんだよな。
分厚い皮の次は中の薄皮。次に白い部分を取って種も取る。
そうしてやっと食べれる中身。
うわ、苦っ、酸っぱ。
手もテーブルもベタベタ。
これ、誰が好き好んで食べるの?
全国のはっさく農家を敵に回す発言
ユージーンが捕まっちゃうあたりから食べ始めて、あの悪いババア(言い方)が消えるあたりで食べ終わった。
ラプンツェルが終わる前に食べ終われてよかった。
めでたしめでたし。