お父さんはそろそろ50歳になるアラフィフだ。
中学の頃、塾に行くことを頑なに拒否し、それならせめてと進研ゼミみたいな通信教育のワークをやることになったんだけど、それも結局ほぼやらなかったこんな俺を
※後に一斗缶でワークは全部燃やした。
※結局塾にブチ込まれた。
どこで道を踏み外したのか分かんないけど一時期エロゲーにハマったこんな俺を
ここまで育ててくれてありがとう。ぼくは今、ネットで自分の情けないエピソードをブログで延々と晒すことを趣味にしてるよパパ。こんな息子でごめんね。
よくよく考えてみると、お父さんってやっぱりすごい。
20年以上も働いてる
ついこの間2年目になったばっかりの俺の10倍だよ10倍。信じらんねえ。
働かずに金だけ欲しいとか思ったことないのかな。
すげえよ、パパは。
ご飯を作るときはメチャクチャ衛生面に気を遣う
小中学校の給食を作る調理師の仕事をしているので
やっぱりメチャクチャ料理はうまいし、衛生面もメチャクチャ気を遣う。
この遺伝子を受け継いでるハズなのに、どうして大雑把な味付けの料理を作る、平気で賞味期限切れの食材を使う息子が出来上がるんだ。
やっぱすげえよ、パパは。
晩ご飯食べてる最中にエッチなアニメを見始める
こんなパパだけど、お茶目なところもある。
ヨスガノソラという伝説のアニメを覚えているだろうか。
そう、アレだ。気になる人は是非ググってみてほしい。
ひどいアニメだった。
ちょうどそのアニメがやってた頃だ。
パパ「ヨスガノソラ、か……これ、とりあえず1話見てみるか」
俺「(えっ……マジ?正気?)」
晩ご飯を食べてる最中の出来事だった。
俺は原作がエロゲってことを知っていたので
「それ原作エロゲだからさ、もしものことがあるかもしれないから、せめてご飯中に見るのはやめない?」
って止めることもできた。
でもこの場面でそんなこと言おうものなら
ところで、なんでお前はそれを知ってるの??
って下ネタに厳しいお母さんによって緊急家族会議が始まったことだろう。
だから黙っていた。俺は悪くない。
まあアニメだし、いくら原作エロゲーだからってそんなスケベなシーンないでしょ。
たかが深夜アニメ、そんな軽い感じで高を括っていた。
見立てが甘かった。
1話目の終盤、下着姿の妹が主人公の寝室に来て
「入れて…」
というシーンが流れてくる始末。
何やってんだパパぁ!!!!!!!
※別にお父さんは悪くない
凍りつく食卓
冷や汗を流すパパ
ナイフのような鋭い視線を向けるお母さん
ちんち〇をおっ勃てる弟
頭を抱えながらち◯ちんをおっ勃てる俺
そうか、ここが地獄か。
このシーンの真相、病弱なせいで学校に行けてなかった妹が「(私も学校に)入れて…」
って言ってただけで、脱いでたのは制服のサイズを測るためって2話で明かされるんだけど
1話目の時点でそんなの分かるわけないんだよな。
弟が寝静まり、お母さんが風呂に行った直後 にパパは口を開いた。
「さっき見たアニメ、弟とお母さんがいない時に見ような」
そう言ったパパの横顔は頼もしく見えた。
今週のお題「おとうさん」