小学校4年生の土曜日のことだ。
休みの日はまずリビングに行って、先に起きてゲームをやってる弟におはようと言うのが日課になってた。
次にトイレに行った。
そしていつものようにパンツを降ろし、いつものように便座に腰掛けた。
なんだかいつもに比べて、ちんち○が熱い、ちん○んがかゆい、そんな感じがして視線を下に向けたんだ。
当時10歳だった俺は驚きのあまり目を見開いた。
○んちんの先っぽがメッッッッッッチャ腫れてた。
当時10歳の俺「し、し、しぬーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
穏やかな朝の日差しが差し込む朝7時のトイレに、俺の慟哭が響いた。
ベランダに止まっていた小鳥たちは飛び去り、ゲームをしていた弟はその手を止めたし、仕事で疲れて爆睡していた両親は飛び起きた。
マイファミリーが朝7時にトイレに全員集合した瞬間だった。
お父さんがトイレのドアノブを回すが、鍵をかけていたので開かなかった。
心配そうに、しかしそれを表には出さず、コンコンと優しくドアを叩いた。
お父さん「どうしたんだ?大丈夫か!?」
俺「パパ…○んちんが……」
ち○ちんというワードを出した瞬間、ドア越しからでも両親が困惑しているのが分かった。
弟は「ちん○んwwwwwwwwブフォアwwwwwwwww」
と爆笑していた。
お父さん「ん……?えっ……ん?ち、ちん○ん……?ちんち○がどうかしたのか…!!?」
俺「ぼくの○んちんがああああ!!!!あーーーーーー!!!!しぬーーーーー!!!!!」
小学生ながらも、ちんち○は大事なものという認識はあった。
その大事なものが有り得んくらいに腫れてていつもと様子が明らか違うもんだから『生命の危機』を感じてパニックになった。
パニックになった俺は用を足し終えたにもかかわらずフルチンのまま泣き叫んでいた。
そんな俺にお父さんはなおも優しく語りかける。
お父さん「○んちん取れたのか?」
俺「取れてない……ある……」
お父さん「じゃあひとまずは大丈夫だ!!落ち着いて、とりあえず鍵を開けてくれないか」
お父さんも〇んちんは大事って分かってるからか、すごい優しい口調だった。
俺「……分かった」
こうして俺の腫れたちんち○と家族がご対面した。
弟は俺の腫れたちん○んを見て爆笑していた。
後で絶対にボコボコにすると誓ってお父さんに連れられて病院に向かった。
その後、病院では塗り薬をもらって無事、事無きを得た。
原因は雑菌が入っちゃって腫れちゃったとのこと。
みんな、ちんち○を触るときはよく手を洗おうね!!!!!
今週のお題「人生最大の危機」