男たちの朝は早い。7時半に起きて朝飯のバイキングへと向かった。
何故かお尻が痛くなってたんだけど、ベッドが硬かったせいだと思いたい。
せっかくのバイキングなのに昨日のスタミナ唐揚げラーメンがまだお腹に残ってたせいでまともに食べられなかった。
でもシチューはメチャクチャ美味しかったからシチューだけは食べてた。
腹ごしらえもそこそこに、こんにゃくパークに向かうことにした。
群馬の優しさに触れる
友だちがチャージに行ってる間に電車の時間を確認しようと思って(有能)乗り換え案内のアプリを開いた。
俺「あと2分で電車出るってよ!?」
友だち「うそお!??」
これを逃すと次の電車は約1時間後。ウソでしょ。
2018年下半期最大の猛ダッシュをした。走っても走っても見えてこない改札。
まだ走るのぉ!?って思ったらようやく電車が見えた。
しかし無情にも、発車を告げるアナウンスがホーム内に響いた。
俺たち「「ああああああ待ってえええ!!」」
マジで待ってくれた。群馬の暖かさに触れた瞬間だった。
新宿だったら発車してたぞ。
改札(?)の前にいたおねーさんから「到着駅で運賃支払いお願いします」と言われて紙を渡されて改札をくぐった。
まさかの現金支払オンリー。
シートに座ると向かいにいたおばあちゃん二人組が異世界転生モノのラノベを読んでて
「あっ、異世界転生のラノベの需要って3~40代男性(偏見)だけじゃないんだ」って感銘を受けた。
途中『佐野のわたし』とかいう駅があったり、『高崎商科大学前』っていう駅名なのに周辺は緑が広がるばかりで大学の気配がなかったりして面白かった。
駅名で面白がっていると、こんにゃくパークの最寄り駅に着いた。
マップで駅からパークまでの距離を調べるてみると割とあるらしい。歩いて3〜40分くらい。
バスは以前走ってたみたいだけど廃止になって、タクシーも会員制のタクシーしかないみたいだった。
友だち「無料レンタルサイクルがあるぞ」
ほぼ2年ぶりの自転車だった。
「並んでチャリを漕いでると高校時代を思い出すなあ」
友だちがそんなことを言った。その横顔は完全にエモさに浸ってる表情だった。
俺の方はと言うと多少のエモさは感じつつも、頭の中では弱虫ペダルのOPを流していた。ごめん。
到着、こんにゃくパーク
地味に続いた登り坂を漕ぎ切って到着。
10分くらいしか漕いでないのに、久々の自転車だったせいで足がプルプルしてた。軟弱かよ。
謎の動物たちが出迎えてくれた。ペンキの剥げ具合がこえーよ。絶対子ども泣くだろ。夜に見かけたら多分俺でもチビる。
受付を済ませ、こんにゃくのバイキングの列へと並んだ。
待ち時間はおよそ1時間くらいって案内があった。
ディズニーシーでトイストーリーのアトラクションで3時間半以上も並んだ俺からしてみれば屁でもなかった。
なんと土産物施設100選で9位を取っているとのことだった。侮れないなこんにゃくパーク。
ていうかプロって一体なんのプロなんだ。そっちの方が気になる。
こんにゃくパークでは10種類以上のこんにゃく料理がバイキング形式で無料で食べることが出来る。
時間は20分と短めだけど、無料という点を考えれば十分すぎる。
当日のメニューがこちら。
あーあーあーあー。反射で俺が思いっきり写っちゃってるよもう。(満更でもない)
料理を盛り付ける度に「これ本当にこんにゃく!??」って言ってた。
盛り付けにセンスがないのは、中学の美術の成績で2を付けられた俺だからだろう。
なんだよ2って。お前救えないほどセンスないよって言われてるようなもんじゃん。
1枚目真ん中のカレーに入ってるこんにゃくは牛肉風味のこんにゃくだという。どういうことだってばよ。
でも食べてみると「あー確かに」って感じだった。俺、多分プラシーボ効果メチャクチャ効くと思う。
1枚目左上はこんにゃくのから揚げなんだけど不思議な食感だった。こんにゃくって言われなかったらきっと分からない。
あとやっぱり玉こんにゃくはおいしかった。
こんにゃく料理を楽しんだあとは、こんにゃくの製造工場へと足を運んだ。
こんにゃくパーク、なんと工場見学までできてしまうのだ。
工場見学なんて小学2年生以来だからおよそ12年ぶりだ。
俺たちはウキウキで工場見学へと向かった。
稼働してなかった。
気を取り直して展示を見ることに。
これがこんにゃくの花だ。キモい。
全長が180センチと俺とほぼ同じなので、もしこんにゃくの花を見る機会があったら「あっ、ぽぽすこの身長はこれくらいなんだあ」って思い出してください。
一通り見て周ったので外に出た。外にも屋台と足湯が併設されてるから外でも楽しめる。こんにゃくパーク、全く隙が無い。
スノーアイス。(こんにゃく要素ゼロ)
ふわふわしてて見た目はかき氷っぽいけど、口どけがかき氷じゃない。
これ以上は語彙力の無さがバレるので、気になる人は原宿にスノーアイスが食べられるお店が何箇所かあるみたいなので行ってみては。
せっかくなので足湯に向かうことに。
友だち「ぬるい」
俺「じゃあ俺いいや」
友だち「クソ」
そう吐き捨て、友だちはトイレへと消えた。
友だちがトイレに行ってる間に外を見て周ってると気になる文字が見えた。
俺「絶対マズいじゃん。食べるしかない」(失礼)
ゲテモノを見ると食べずにいられない性分なのだ。
鎌倉に行ったときも『しらすソフト』っていうのを見つけて秒で買った。生臭いバニラって感じだった。
ただし虫はNGだ。
いつだったか蜂の子を食べる機会があったんだけど、ビジュアルが本当にキツかった。でも目を瞑れば普通に食えた。
こんにゃくと豆乳のソフトクリーム。俺食ってばっかだな!!?
後味がほんのりこんにゃくだったけど普通においしかった。ちなみに俺はバカ舌なので大抵のものはおいしいって言う。
お腹いっぱいになって満足したので、次の目的地へ行くことに。
帰りは下り坂だったから漕がなくても駅まで行けた。
ろくろ体験
いよいよ旅行も終盤。最後はろくろ体験をしてきた。
思い返すと先生、渡部陽一にちょっとに似てた。カメラ要素抜いて芸術家感を足した感じ。
ここでも美術2の俺の本領が発揮されることになってしまった。
とりあえず完成品を見てほしい。
手前が俺の作ったやつだ。何に見えるだろうか。
4択でいこう。
・茶碗
・コップ
・花瓶
・小物入れ
正解はコップだ。
ちょっと不器用過ぎない!?
でもマジで難しかった。粘土だからと侮ってると腕を持っていかれる。
自分の理想の形に持っていくのがすごい難しい。どこに力入れればいいか分かんねーんだもん。
この自分で作ったものは乾燥させたり、焼いたりして4か月後に家に届くらしい。
1月末か。うーん絶対忘れる(確信)
帰宅
こうして1泊2日の旅行は無事に終了した。
こんにゃくパークでお金を結構使っちゃったので、2日目の晩ご飯は群馬のコンビニで買った惣菜パンだった。ペース配分下手クソかな??
特に大きなトラブルもなく、まあ予約した部屋がセミダブルベッドだったり、積善館行けなかったり、乗り換えめっちゃ走ったり、色々あったけど気にするほどのものでもなかった。
今度はちゃんと機械が稼働してるときにこんにゃくパークに行きたいもんだ。