3月某日。その日は外に出る用事があった。
合間に晩ご飯としてチョコチップメロンパンとチョコのミニパンケーキをサラっと食べた。
しばらくすると、ちょっと胸焼けがしてくるも
メロンパンが悪さしてるかもなあハッハッハ!とネタにして場を和ませたりしていた。
そして用事が終わり、電車に乗ったのが午後22時。
いやめっちゃ気持ち悪い。
目の奥がグルグルするような痛むような、胸の奥がムカムカするような、胃がヒクついてるような
とりあえず何か最上級の吐き気みたいなのが電車で座った瞬間に来た。
以前にもこういう吐き気が来ることは稀にあった。
そのときは30分くらい仮眠を取ったら吐き気は治まったから、今回も仮眠を取れば治るだろう。
ちょっとの睡眠不足か、目の使い過ぎか。
多分そのどっちかだ、おやすみ!!!!!!
そうして俺は眠りについた。
…
……
………
ガタンゴトンと揺られ、目を覚ましたのは降りる駅のひとつ前。
いやめっちゃ気持ち悪い。
誰だよ眠りゃ治るっつったの。出てこいよ。
でもあと一駅。よく頑張ったぽぽすこ。
その気の緩みが吐き気を一気に到来させた!
「う”っ」
まあまあな満員電車、目の前のおねーさんが履いてるのはニューバランスのピンクのスニーカー。
今ここで耐えきれず吐き散らかせば、おねーさんのスニーカーが間違いなく汚れてしまう。
吐き散らかしません、降りるまでは
とスローガンを掲げ、改めて意思を強く保った。
何とか耐え、電車を降りて即座にベンチに座り込み、カバンにあったビニール袋を顔の前にセット。
「う”っ」
少しえづくも出る気配は無し。しかしお腹の異物感はいつまでも付きまとう。
ひとまず水を飲もう。俺は手元にあった水をがぶ飲みし一息つく。
するとどうだろう、異物感は残ってるものの吐き気はいくらかマシになった。
今だ、帰るタイミングは今しかない。俺はダッシュで家に帰った。
俺「ただいま。ごめん先寝るね」
彼女「え、うん。大丈夫?」
俺「大丈夫、大丈夫」
帰宅早々、そう言って横になった。
直後猛烈に来る吐き気。
「ダァーーーーーー!!!!!」(嘔吐)
俺はダッシュでゴミ箱に行き、即嘔吐!!!
大丈夫って言ったヤツが唐突に吐いた&突然の出来事に泣き出す彼女!!!!
俺はその夜2時間おきに吐いた。地獄だった。
翌朝。吐き気は治まった。
でもなんだか体の節々が痛いし熱い。熱を測ると37度8分。
終わった…………
俺は絶望しながら病院に行った。
俺「先生、俺まさかコロ」
医者「これ胃炎ですね」
胃炎でした。