ぽぽすこ行進曲

精神年齢は高校生くらいで止まってます

第一回 送別品大喜利、開催

先日、送別会が開かれた。


誰のかって?


俺のだよ!!!!

2度目の異動

ちょうど暇な時間帯だった。異動の発令が出るのは分かっていたので誰が異動になるかで盛り上がってるところだった。

先輩「やっぱり私かな。ここもう長いし」

そう言って先輩は少し寂しそうに笑った。その先輩は1年弱同じ店舗にいるもんだから、いつ異動してもおかしくないって言ってた。

一番年齢も近いこともあってか、接しやすかったし、親身になって色々教えてくれた。それでいて怒るときはちゃんと怒るので上司としても頼りになる人だった。

副店長に激しく怒られたとき、励ましてくれたのもまたこの先輩だった。

先輩が異動したら、俺はこのお店でやっていけるのだろうか。

まだ異動が決まったわけでもないのに勝手に感傷的になっていると、遂に発令が出た。

FAXで送られてきた異動する人の一覧を軽く見て、サラッと一言。

先輩「今までありがとう。さようなら」

あー……やっぱり先輩が異動かぁ。ちょっと寂しいなあ。

そう思いながら、紙を見た。

俺「って俺ええぇぇぇえぇぇ!??!?」

こうして俺の異動が決まった。

送別会の日程、秒で決まる

異動が決まった日、家に帰ると早速同じ地区のお店の同期同士、俺含めて4人で作ったグループラインを動かした。

俺「送別会やるぞ、俺の」

A「明日
B「明日なら」
C「じゃあ明日でいいじゃん」

こうして発令が出た翌日に俺の送別会が行われることが決定した。

送別品大喜利、開催

AとBは後から合流するとのことで、先にCとお店に入って飲んでいた。

俺「なんか俺やたら異動してない?」
C「たらい回しにされてるんじゃないの?」

俺「そういうこと言うのやめて」

そう言いながら咥えてた砂肝を串から外そうとすると

バキッ

おおよそ砂肝から聞こえるはずのない音が聞こえた。

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俺「串が折れたんですけど」
C「めっちゃ面白いじゃん」

そうこうしている内にAとBが予定より遅めに来た。

A・B「「はいこれ」」

早々にAとBから紙袋をもらった。2人は送別品を選んでて遅れたんだそうだ。

まさかもらえるとは思ってなかったので俺のテンションはうなぎ登りだった。

はじめにAの方の紙袋を開けた。

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俺「石鹸!」

A「そう。お尻用の石鹸」

俺「尻!?!?」

ツルツルになった俺の尻の写真送り付けるから覚えとけよな。


次にBからもらった紙袋を開けると……

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ド青のブリーフが入っていた。

この前、勢いでパンツ3,4枚捨てたって言ってたから…

数ヶ月前、洗濯したパンツから生乾き臭がして、干してあったトランクスを全てゴミ箱にブチ込んだという死ぬほどどうでもいいエピソードを覚えてたんだ。すごいね、彼は。

お前きっとモテるよ(誰目線)

ブリーフを最後に履いたのは7歳なので、実に17年ぶりのブリーフとなる。歴史的快挙だ。

この快挙を記念して、後でブリーフを履いた写真を撮って送ってやろうと思う。

C「実は俺もあるんだ」
俺「マジ!!!?」

それならそうと言ってくれよな〜〜〜!?

何だよ皆して。ちゃっかり準備してくれちゃってるんだからもう。

俺ってば愛されてる……(おもちゃにされてるだけ)


Cがカバンから取り出したのは

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マクドナルドのケチャップだった。


絶対これ前からカバンに入ってたやつじゃん。