こんなこと声を大にして言えることではないんだけど。
メレンゲにトラウマがある。
食べることに対してじゃなくて作ることに対して、だ。
というのも高校生の頃にマカロンを作ったせいだ。
実家にはハンドミキサーが無かった。
ということはメレンゲを普通の泡立て器で作らなければいけない。
俺「要するに泡立てればいいんでしょ。そんなの楽勝じゃん」
しかし当時の俺はお菓子作りド初心者。メレンゲ作りを相当ナメていた。
シャカシャカ♪
俺「さすがにまだメレンゲになってないな」
シャカシャカ♪
俺「メレンゲって結構作るの大変なんだな」
シャカシャカシャカ
俺「くそ、ちょっと疲れてきたぞ……」
シャカシャカシャカ
俺「まだ……出来ないのか……?」
シャカシャカシャカシャカ!!
俺「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!」
いくら泡立ててもメレンゲなんて出来やしなかった。
こんなの絶対おかしい!!イメージは完全にできてるのに!!!
※脳内イメージ
泡立て機で泡立てればフワフワのメレンゲが出来るんだろ!?!??クックパッドに書いてあったぞ!!!?
何だよこれ!!!!目の前に広がってる無様な光景は!!!!
こんなのただ中途半端に泡立った卵白じゃねえか!!!
こりゃ駄目だ。俺一人でどうにか出来る問題じゃない。
一人でダメなら二人だ。俺はお母さんを頼った。
子が困ってる時に助ける。それが大人、親ってもんだろう。
お母さん「あんた、自分で作るって言ったんだから最後まで自分でやんなさいよ」
ネ、ネグレクト!!!!!
誇張表現
泡立て器を使う手を右手から左手に変えたり、ボウルを足で抑えて両手で混ぜてみたりなどなど正に手を変え、品を変え。
そんな血の滲むような努力と弟の助力を得てようやくメレンゲが完成した。
こりゃ、さぞ最高のマカロンができることだろう。
…
……
でもそんな期待とは裏腹にマカロン作りは無事失敗した。
あんなにメレンゲ作り頑張ったのに失敗するなんて……。
おかげでメレンゲ作りがトラウマになると共に、高校2年生で『努力は普通に裏切る』ということをマカロン作りを通して学んだ。
マカロンを作ることに至った経緯のこちらの記事もどうぞ。