俺は大学時代、アルバイトは2つしかやらなかった。寿司屋と古着屋だ。
今日は寿司屋の方の話をしようと思う。
これから寿司屋のバイトしようかなって悩んでる高校生・大学生の助けになったらいいなって思ってる。単純に「お前が無様に踊る様を見たい」という方も大歓迎だよ。
初めにとりあえず一言だけ。
寿司屋、やめとけ??
んじゃレッツゴー!!
面接
当時の俺はバイトなら飲食だろうという謎の固定概念を抱いていた。
もっと言うならWORKING!!を見た後だった。
「飲食ええな(ド素直)」
そして俺は徒歩15分時給880円のサイゼリヤをすっ飛ばして、徒歩30分時給950円の寿司屋に応募するのだった。田舎だから時給が安いのだ。
あのさ、WORKING!!に感化されたならせめてファミレスにしろ!?
先に言うけど寿司屋の学生アルバイト、俺含めて陰キャしかいなかったぞ。WORKING!!みたいな個性豊かなメンバーなんて一人もいなかったぞ。
やっぱ時給に釣られた子と頭おかしいやつが寿司屋を選ぶんだな!!
ちなみに俺は前者(断言)。うるせーーーだって頭おかしくねーーーーーーもん。
話は戻って面接当日。初めて書いた履歴書を手に、俺は寿司屋のドアを開けた。ウォークマンから流れてくる音楽はもちろん「SOMEONE ELSE」。
面接に来たと言ったら普通に空いてるボックス席に案内された。レーンに流れているパフェに手を伸ばそうとしたところで副店長が出てきた。履歴書を渡して面接がスタートした。
初めはサークル何やってんの?とか、今までバイトしたことある?とか雑談から入った。多分緊張をほぐしてくれたんだと思う。この副店長優しすぎでは?俺は一発で惚れた。
副店長(♂)「志望理由は?」
俺「遊ぶ金欲しさです」
よその家に空き巣に入って捕まったやつみたいだな!?
でも、ぶっちゃけアルバイトの志望理由なんでもいいんじゃね?志望理由ではじくっていうのはそんなにないと思う。
欲しいもの買うため~とか、夏休み遊ぶ金欲しいから~とかだと「ある程度金額貯まったらやめちゃうのかな?」って思われるくらいじゃん?多分。
副店長「入れる日はいつ?」
俺「土日の昼間っすかね」
寿司屋に限らず飲食は夜か土日どっちか入れるって言っとけば採用されるんじゃない??(適当)
平日昼間だと主婦が優先されるだろうしそもそも割と暇だしね。
副店長「じゃあ次いつ来れる?」
俺「え、採用!?」
死ぬほどあっさり決まった。よっぽど人が足りなかったんだろう。
こうして俺の寿司職人への厳しい道のりが幕を開けた。
~余談~
副店長「じゃあ来週からよろしくね」
俺「お願いします。あ、パフェ食ってっていいっすか?」
副店長「君、肝据わってんね……」
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